霊園の場所や立地や金額や…

現在たくさんの霊園があります、是非選びたい!霊園をご紹介します。

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季節の花で飾るモダンな仏壇

仏壇は家庭の中にある先祖と自分のつながりを再認識するエアスポットのような不思議な一角である。
仏壇というと、観音開きのずっしりした構えで、たいてい和室に備えてあり田舎のおばあちゃんが一日一回水を替えて、チーンと仏具を鳴らしてもごもごお祈りをする、というレトロなイメージがどうしても頭をよぎってしまう人も多いだろう。
また、実家に帰るたびに故人に手をあわせて拝む場所というイメージで日常とかけはなれた存在になりつつある。
元来仏壇は日々の生活に身近なものであったが、近年若い世代の人が住む家にはあまり仏壇になじみがなく、仏壇を置かなくなっている家庭も多くなっているのもまた事実だ。
そんな現代社会の仏壇の一つの新しいあり方をあるお宅で目にした。
大都市郊外の一軒家にお住まいの女性のお宅には、もともと父母が同居していた際に増築した和室に仏壇が備え付けてある。
しかし、実際に実母が死去した後、仏壇に手を合わせるのはなんとなくお洒落でケーキと洋画が好きだった故人のイメージにそぐわないと感じた。
また身近にお祈りをしたい、との願いから一日の間一番多くの時間を過ごす洋室である居間の一角をお祈りコーナーとして写真と季節の花々やお菓子をお供えするようになった。
あまりにも、彼女が丁寧にそのコーナーを飾ったり手入れをするのを目の当たりにした夫と息子は相談して新しい仏壇をそこに備えることにした。
ただ、観音開きの黒くて重々しい仏壇は居間のインテリアにも住居人のライフスタイルにもあまりそぐわないということで熟考の末に、白木と半透明なガラスでできたとてもモダンでシンプルな一見すると彫刻のようにもみえるモダン仏壇を購入したのだ。
最初こそ、女性はこんなデザインも仏壇は仏壇らしくないし軽々しい感じがするとやや抵抗を示していたが次第に愛着が湧いてきたようでしばらくすると、そのモダン仏壇の前にお気に入りの花瓶をさらに並べて、故人の月命日にはまるで小さなお花畑のように季節の花々でその仏壇を飾っている。
このお宅にとっては和室にある従来のトラディショナルな仏壇も居間にある仏壇も等しく手入れされ、愛情をもって受け入れられている。
伝統的には、一家に一つの仏壇を置くのが正しい形ではある。
しかし、このように祈る人の気持ちやとらえかたの多様化に沿って仏壇が一家に二台あっても受け入れられる時代になってきているのではないだろうか。
モダンなスタイルの仏壇の浸透により、若い世代にもどんな形であれ仏壇が継承されていき日常的に親しみをもってもらえることを祈る。




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